こぺんはーげん将軍の旅日記

陸マイラーの旅日記を中心に備忘録なども

アメリカ個人旅行でアンテロープキャニオンに行くなら現地ツアーを使おう

最近はグランドキャニオンよりもアンテロープキャニオンの方が注目されているように思います。航空券からホテルからすべてセットになっているツアー旅行なら何の心配もありませんが、スケジュールの都合が合わないとかパックツアー旅行は嫌だという理由で個人旅行をしている場合は現地ツアーの参加がおすすめです。

アンテロープキャニオンはナバホ族のツアー参加が必須であり、この予約を個人で取るくらいなら現地ツアーに申し込む方が楽だからです。

あとは日本語ガイドがついてくれるツアーもあるので非常に楽です。

 

 

事前準備

これだけは気を付けてください。

  • 飲み物の用意
    (買い物ができる機会は限られます。乾燥がひどいので持って行っておいて損はないです)
  • 歩きやすい服装、汚れてもいい服装
    (泥や砂埃は避けられません。足元も悪いので運動靴を推奨。ヒールはやめましょう)

 

現地ツアーはどのような構成が多いか

  • アンテロープキャニオン、グランドキャニオン、ホースシューベンド、レイクパウエルROUTE66などから複数を組み合わせたツアーが多い。
  • ラスベガス発着が多い。
  • 日帰りと1泊2日がある。日帰りの方が多い。
  • 移動距離が数百~1000kmに及ぶ
  • 車とヘリとある。

 

ラスベガス発着の日帰りツアー(車)がおすすめ

この手のツアーを選ぶメリットは多いです。

  • ラスベガス発着のツアーの数が圧倒的に多く、予約が取りやすい
  • 大きな荷物を持っていくことができない(=ホテルに置いていく)ことを考えると、日帰りの方がよい
  • 車による日帰りツアーは比較的リーズナブル
  • 選択肢が多い(どのスポットを巡るか)

 

一方でデメリットもあります。

  • 体力的に過酷
  • 早朝(実質深夜)に出発し、夜に帰ってくるため、前日の夜から予定を調整する必要あり

 

これを総合的に考慮して、私はラスベガス発着の日帰りツアー(車)を選択しました。

 

実際に参加したツアーはどうだったか

体力的に過酷ではありましたが、充実したツアーでした。ガイド(兼運転手)

 

集合は大手有名ホテル

ラスベガスに入ってすぐにツアー参加する予定だったので、中心街から離れた比較的安価なホテルを利用しました。そこで、最寄の集合場所にUberで移動しました。パークMGMでガイドと合流して、ホテルをまわって他の参加者を回収しました。

この最中でも、あのホテルはフラミンゴホテルでフラミンゴ飼ってるよ、とかあのホテルはミラージュで、火山はXX分おきに~とかいろいろ解説してくれました。

 

集合時間は鬼のような時間

ツアーにもよりますが、下記の2つが多いです。

  • 深夜2時~4時台
  • 朝6時~8時台

 

私が参加したツアーは深夜2時~3時台だったと思います。

 

 

途中で休憩が入るが、アメリカ西部のイメージ通りのコンビニでの休憩

コンビニ兼ガソリンスタンド兼トイレ休憩ができる店です。

こんな店に何度か寄っていきます。

グランドキャニオンツアー01
グランドキャニオンツアー02

 

移動時間は長い

各観光地の移動はかなり長く、1~2時間なら短い方です。

まあ、ツアー自体が15時間超えますから……。

 

まずはホースシューベンドを観光

このホースシューベンドも有名ですね。インスタとかでもよく見ます。

川が蛇行して、この位置から見ると馬の蹄鉄みたいな形に見えます。

スケールが巨大すぎて大きさがわからないのですが、高さが数百メートルあります。川が柔らかい部分を削り続けてこの急峻な渓谷が出来上がっています。

ちなみに柵がありません。景観が悪くなるからでしょうね。毎年何人か落ちているそうです。日本だと絶対に柵がつきますね。

グランドキャニオンツアー03


解説もあります。

グランドキャニオンツアー05

 

ちなみに、駐車場からこのような荒野の中を10分くらい歩きます。ヒールだと相当つらいです。

グランドキャニオンツアー06
グランドキャニオンツアー07



2か所目はアンテロープキャニオン

ナバホ族のガイドについていく形で渓谷に降りていきます。水の流れによって削られてできた渓谷であり、雨が降ると入ることができません。これは運ですね。そして、泥がある場合もあります。

せまい渓谷を移動するため、結構しんどいですし、汚れます。この辺りを考慮して参加した方がいいです。

渓谷保護のためにカバンを持っていくことはできません。ポケットに水1本とか、カメラ(スマホ)を入れていくくらいが限界です。

さらに、渓谷に降りる階段・梯子が急で滑りやすいので運動靴を推奨です。ヒールのある靴では降りられないか怪我をする可能性もあります。

グランドキャニオンツアー07
グランドキャニオンツアー08
グランドキャニオンツアー09

 

どこを向いて撮影しても絵になる写真が撮れますが、ガイドさんがカメラのこの設定で撮るときれいだとか教えてくれます。このエリアはこうやるといいとか撮影方法も教えてくれます。ガイド1人につき10人くらいなのと、ツアーで行くと同じツアーの人が同じガイドについていくのでガイドの説明を聞き逃しても助けてもらいやすいです。

グランドキャニオンツアー10
グランドキャニオンツアー11
グランドキャニオンツアー12

 

 

もし個人参加しようとすると……

ここはナバホ族の私有地であり、ナバホ族のツアーガイドと一緒でなければ入ることができません。個人で参加したいなら現地のツアー会社に訪問日時を指定の上予約をする必要がありますが、明日、来週、来月行くから予約しようとすると予約できない事態になりかねません。

アンテロープキャニオンが含まれる現地ツアーの予約なら翌日は難しくとも翌週の予約なら取れることも多いです。

 

グランドキャニオン

私の参加したツアーではサウスリム2か所を回りました。

 

まずは1か所目

これもスケールが大きすぎてよくわかりません。ここで高さ200mだったかな?

認識がおかしくなりますよ。

グランドキャニオンツアー20

 

こちらは2か所目。エルトバーホテル裏手です。

グランドキャニオンツアー21

グランドキャニオンツアー22

 

このエルトバーホテルというのが歴史ある高級ホテルでして、中に入りましたが西部の雰囲気満点のホテルです。

グランドキャニオンツアー23

食事をできるほど空いているわけでもなく、時間もなかったのでホテルのお土産屋を回って雰囲気を味わうだけでした。

グランドキャニオンツアー24
グランドキャニオンツアー25

 

ここで車にトラブル

車の調子がおかしいので修理業者に見てもらう、ということで滞在時間が40分ほど伸びました。嫌な予感がしていましたが、その予感は当たります。

修理ができないということでラスベガスから代車が来るので2時間くらいかかります、とのことでした。1人、シルクドソレイユのOのショーを予約していたのですが、結果的にはギリギリ間に合ったようでした。

お詫びとして本来はツアーに入っていない夕食がついたりしたので、ショーも間に合わなかったら何らかのお詫びがあったのかもしれません。

 

車が動かないのはしょうがないので、みんなで裏手のアイスクリーム屋へ行ってのんびり待つことにしました。

 

アイスクリームを食べていると、こいつが狙ってきます。みんな餌付けしますからね……。気を付けてください。こいつらいっぱいいますからね。触ろうとして崖下に転落しないようにしてください。助かりませんよ。

グランドキャニオンツアー26

 


最後はROUTE66

ディズニーのカーズの聖地だそうですが、私、カーズを知らなくてですね……。

グランドキャニオンツアー28
グランドキャニオンツアー29

 

 

食事

ツアーによって食事があるかどうかは異なります。

私が参加したツアーは昼食がついていました。サブウェイでしたがでっかいので食べきれない人もいましたね……。

車のトラブルによって夕食にハンバーガーもいただきました。

このサブウェイとハンバーガー、アメリカでの食事の中で上位に入るクオリティです。

アメリカ人は単純な料理ならおいしく作れるのです。みなさん、アメリカではハンバーガーを食べましょう。

 

 

まとめ

  • 個人旅行の時にアンテロープキャニオンに行きたいなら現地ツアーがおすすめ
  • 現地ツアーではラスベガス発着の日帰りツアー(車)がおすすめ

 

ちなみに、私が参加したのはタビナカのこのツアーです。

アンテロープキャニオン・グランドキャニオン・ホースシューベンドを巡る日帰りツアー