こぺんはーげん将軍の旅日記

陸マイラーの旅日記を中心に備忘録なども

重慶で効率よく観光するためにはどのホテルに宿泊すべきなのか

私は重慶に4泊し、観光しました。重慶は想像以上に移動が大変な街であり、宿泊場所を間違えると観光に大きな支障が出ることを実感しました(幸い、私は適切なエリアに宿泊できました)。観光地とホテルの位置関係を整理しながらどのホテルに宿泊すべきか考えていきます。

 

 

重慶を訪れるにあたり、夏は絶対に避けるべき

重慶は盆地にあるため非常に暑いです。GWでも日本の夏くらいの暑さでした。よって、夏の訪問は避けましょう。蒸し暑い日本の夏の格上の暑さになります。

データはWikipediaをご覧ください。

ja.wikipedia.org

 

重慶の観光地は街中か郊外かではっきりと分かれる

成都でもそうでしたが、街中の観光地と郊外の観光地ではっきりと分かれます。街中は地下鉄やタクシー、徒歩で1日にいくつも回れますが、郊外は1日に1か所が限界です。しかも、ツアーに参加するか車をチャーターしないと訪れることもままなりません。

よって、基本的には街中の観光地へのアクセスを考慮してホテルを決めれば十分です。

 

郊外の観光地は現地発のツアーを利用or中国人向けツアーに潜入しよう

日本語対応した現地ツアーを運営している会社からツアーに申し込むのが一番安全です。日本語ガイドが付く場合も多いです。その分、高額なきらいはあります。

もう一つが携程旅游(Trip.comの中国本家版)や去哪儿で中国人向けツアーを予約することです。入場料と同じくらいの金額でバス移動もできるのでお得です。中国人向けなのでガイドは英語ですらないですが。その代わり、この手の会社からでないといけないツアー(例えば、下記の816地下核工程)もあります。

  • 816地下核工程
  • 武隆山
  • 大足石刻
  • 重慶万盛黒山谷生態旅遊区
  • 金刀峡自然風景区

この中で、816地下核工程と武隆山はセットのツアーがありますが、他は方向が全く異なるので、それぞれの観光に丸1日使います。しかも早朝から出発なので連続で行くのはおすすめしません。

※潜入できなかったのでレビューはありません。

ちなみに、816地下核工程は世界で唯一の核施設を観光地化した施設です。

 

携程旅游や去哪儿のツアーはあまり先の予定は取れない

数か月後の予約はできないケースが多かったです。

816地下核工程と武隆山はセットのツアーは5月頭に行きたかったのですが数日前に出てきて、次の日みたら満員でした……。中国の休日と被ってしまったらしく、瞬殺だったようです。すぐ予約を取らなかったことを後悔しました……;;。

 

 

 

街中の観光地をどう回るべきなのか?タクシー(滴滴)と徒歩がおすすめ

まずは重慶の地形について説明せねばなりません。

 

重慶を一言で言い表すと「山奥の大都市」

長江と嘉陵江の合流点を中心に大都市が形成されており、これが重慶という都市の中核になります。これは長江流域の上流にあたります。チベット高原を水源に上海まで流れているからですが、川の上流はV字谷や河岸段丘が形成されます。つまり川の両側は崖であり、平地は少ないということです。

山道を走っているとくねくね曲がりながら登って、登りきると少し平らなエリアがあると思います。麓~くねくね道周辺~てっぺんの平らなエリアのすべてに高層ビル、高層マンションを建てまくった状態を想像してください。そして麓に川を2本流して合流させましょう。それが重慶です。なぜか山奥に大都市がある、そんな感じです。ビルの2つの入り口が全然違う階層にあることも珍しくありません。

中国では重慶は「山城」という別名でも呼ばれるようです。

 

頭のネジが10本くらい外れている都市です。本当に街中の道路が山のくねくね道になっているところがあります(地図でわかりやすいのは珊瑚公園の北側)。さらには地下鉄が橋を渡り、モノレールが道路と立体交差してから地下に入ります。3次元にカオスな街です。

 

長江とその最大の支流である嘉陵江の合流点であり、交通の要衝であることやエネルギー資源があることから、発展することも理解はできるのですが……。

 

タクシー(滴滴)での移動がおすすめだが、例外もある

ホテルは平らなエリアにありますが、観光地は平らなエリアだけでなく、川のそばにもあります。川のそばへ行くようなアップダウンが大きな場合は絶対にタクシーを使いたいところですが、川沿いの道が混むんです。具体的には下記の2エリアです。

  • 朝天門~湖広会館(~江南大橋)
  • 朝天門~洪崖洞(~重慶黄花園嘉陵江大橋)

このエリアを徒歩で抜けてからタクシーを呼びましょう。水平移動がおすすめです。垂直移動をしても結局タクシーが来るのは川沿いの道だったり、とんでもなくしんどいです。少なくとも、湖広会館や洪崖洞あたりまで来てからタクシーを呼ばないとタクシーが来れないケースがありました。

 

さらにもう一つ、洪崖洞周辺は夜のライトアップされた姿が目玉のため、夜はめちゃくちゃ混雑します。歩行者の通行規制も入るので遠回りも必要です。考えることはみんな同じで、私が帰りにタクシーを滴滴で呼ぶと273人中272番目ですと表示され、歩いてホテルに帰りました。

 

観光については下記も参照ください 

www.trip-diary-g-copenhagen.work www.trip-diary-g-copenhagen.work

 

観光拠点は渝中区のホテルがベストだが、移動手段は目的地次第

エリア別に整理すると、下記5エリアです。圧倒的に渝中区が多いため、渝中区を拠点にすべきです。南岸区や江北区にも観光地や繁華街があり、これらを訪れるには近くのホテルがいいでしょう。しかし、効率的な観光アクセスを実現するため、渝中区をベースに考えます。

地図はこちら。

 

 

渝中区東側

  • 解放碑
  • 朝天門(川沿い)
  • 朝天門埠頭(川沿い)
  • 湖広会館(川沿い)
  • 洪崖洞(川沿い)
  • 長江索道

タクシーと徒歩をメインにしましょう。地下鉄を使っても結構歩くうえに遠回りすることになりますのでおすすめしません。タクシーもこの程度の移動なら安いです。川沿いのスポットはある程度歩くことを覚悟しておきましょう。

 

渝中区中央

  • 三峡博物館
  • 重慶人民広場

渝中区東側と同じく、タクシーと徒歩をメインにしましょう

 

沙坪ハ区

  • 磁器口古鎮
  • 融汇温泉
  • 歌楽山国家森林公園

このエリアは地下鉄移動がおすすめです。最寄駅から徒歩かタクシーが便利です。

 

南岸区

  • 南山(火鍋の店が多数)

タクシー一択です。

 

江北区

  • 観音橋エリア

地下鉄がおすすめですがタクシーもありです。

 

 渝中区のどのホテルがベストなのか?

 もう一度地図を見ながら挙げていきたいと思います。

例によって、日本人に比較的馴染み深い(と思われる)グローバルチェーンからの選出です。

 

第1選択肢となるホテル

立地でいうと下記の8ホテルです。観光の拠点にふさわしい立地です。

 

JWマリオットホテル重慶の宿泊記はこちら 

www.trip-diary-g-copenhagen.work

 

ヒルトン重慶の宿泊記はこちら  

www.trip-diary-g-copenhagen.work

 

第2選択肢となるホテル

これらは選択肢にはなりえますが……上に挙げた10ホテルの方がいいです。

 

Regent重慶はIHGグループの高級ブランドでかつレアなので宿泊してみてもいいかもしれません。

インターコンチネンタル重慶ラッフルズシティは建設中(2019/05現在)ですが、外観は重慶のマリーナベイサンズですね。立地は微妙です。

 

おまけ ~重慶は美人が多い~

重慶成都は美人が多いとよく聞きますが、実際その通りだと思います。ただ、ファッションや化粧で損してるな、という女性が多いように感じました。その一方で飛び切り美人な方は化粧薄めのケースが多かった印象です。やっぱり自信あるんでしょうね。

ちなみに、成都よりも重慶の方が人当たりがよく、表情が柔らかいので私は重慶人の方が美人だと思います。

秋田は日照時間が少ないから美人が多い理論がありますが、重慶も2/3は曇りという気候なので同じ理由なのかもしれません。

 

 

 

まとめ

  • 重慶の観光地は市街と郊外で別れる
  • 郊外の観光は現地ツアーで丸1日かけていくのがベスト
  • 市街の観光地はタクシー、地下鉄を活用
  • 観光拠点は渝中区のグローバルチェーンホテルがベスト
    私の宿泊したヒルトン重慶、JWマリオットホテル重慶はオススメ
  • 重慶は確かに美人が多い