こぺんはーげん将軍の旅日記

陸マイラーの旅日記を中心に備忘録なども

夏のヘルシンキを1日で観光する

ヘルシンキを目的地として旅行する人は少ないかも知れません。しかし、パック旅行でヘルシンキで1日フリーで、次の日はスウェーデンへ移動するケースは多く見ます。このフリー時間でヘルシンキのメジャーな観光地をどれだけ回れるのか紹介したいと思います。

私は個人で旅程を組みましたが、半日、1日で結構回れました。1日、または半日でどれだけ回れるのかを紹介したいと思います。

 

 

 

夏のヘルシンキを半日で観光するならこの5つ

半日あれば下記5か所は回れました。地図を見てもらえればわかりますが、この5か所は比較的近くにまとまっています。シベリウス公園も有名ですが郊外にあるため、半日しかない場合に訪れると他を諦める必要が出てきます。

テンペリアウキオ教会ウスペンスキー寺院、ヘルシンキ大聖堂は夕方には閉まってしまいますので、午後に訪れる場合は注意してください。
※下記のクローズ時間は曜日や季節によっても変わるので事前に確認した方が無難です。

大手旅行会社のツアーでも

ヘルシンキ大聖堂とウスペンスキー寺院はよく回るのではないでしょうか。

その後に自由時間があればテンペリアウキオ教会やカンピ礼拝堂は回れると思います。

 

 

夏のヘルシンキを1日で観光するならさらに2つ回れる(合計7つ)

1日使えるなら上述した5つよりこちらを先に回る方がオススメ。

 

 

私が訪れたところをマップに落としてみました。

※スーパーやデパートは別の日にも回っています。ヘルシンキ中央駅周辺の1or2か所なら回れると思います。

 

 

効率よくまわるためにはホテルの立地も重要です。下記のどれかが理想です。

かなりのトラム路線にアクセスが容易なのと、スーパーやレストランが徒歩圏内にあるので便利です。ヘルシンキ内を動き回るならHSL乗り放題券を買いましょう。アプリがあるのでアプリから買うのが楽です。

 

ちなみに私はKlaus K ホテルに宿泊しました。

 

 

 

ヘルシンキ1日観光実録

1日目午前

海上要塞スオメンリンナ

まずは海上要塞スオメンリンナに向かいます。

世界遺産です。

 

港へ

船でスオメンリンナに向かいます。港の方へはトラムに乗りましょう。

フェリー代金は忘れましたが結構安かったような覚えがあります。水上バスとフェリーがあり、フェリーはHSL乗り放題チケットで乗れます。マーケットもあるのでフェリーの待ち時間にベリーを摘むのもいいでしょう。

 

 

フェリーからの景色
フェリーからの景色

 

 

湾内にもたくさんの島があるので景色をみていると退屈しません。

余談ですが、船のチケット売場の受付がすごい美人で見惚れてしまいまして……

北欧はすごい

 

スオメンリンナに渡ると、教会や砦、砲台跡、乾ドックなどがあり、順番に回っていくことになります。意外と歩くことになるので注意!

むしろハイキングに行くと思ってもらう方がいいですね。

 

 

 

スオメンリンナの教会
スオメンリンナの教会内部

スオメンリンナに上陸後、最初の見所である教会です。要塞の中という立地もあるのでしょうね、内装は質素です。

 

 

スオメンリンナの要塞跡
スオメンリンナの要塞跡銃眼

さらにしばらく進むと要塞跡が見えてきます。

内部に入ると銃眼をのぞけます、くぐれます。

 

 

 

スオメンリンナの乾ドック
スオメンリンナの乾ドック

乾ドックです。

海上要塞ですから、船の修理設備は必須ですね。

 

スオメンリンナの将軍慰霊碑

将軍の慰霊碑です。こんな立派な慰霊碑を建ててもらえるということは相当慕われていたのでしょうね

 

 

スオメンリンナのねこ

ねこはどの国でもかわいい

 

 

スオメンリンナの要塞
スオメンリンナの要塞内部

これは別の要塞跡です。内部に大きな空間がありますが、洞窟のような構造になっているからか、外よりもひんやりしていました。

 

 

スオメンリンナの潜水艦
スオメンリンナの潜水艦

潜水艦が展示されていました。

中に入れるのは11時からのようで、朝一から出てくると早すぎます。

どうしても入りたい人は10時くらいにフェリーに乗ると良いと思います。

 

 

スオメンリンナの砲台
スオメンリンナの砲台

最奥の砲台です。思ったより大きかったですね。

ただ、海が近いので整備が大変なのは間違いないです。海辺だとすぐに錆びますからね。要塞として運用されていた時代は錆びたら致命的です。

 

 

スオメンリンナの要塞最奥
スオメンリンナの要塞最奥

外洋に面しており、その防衛に使用されていたようです。

 

スオメンリンナ奥
スオメンリンナ最奥

最奥まで到達すると、またフェリー乗り場があるのでこれに乗って帰ることをお勧めします。少し高いですが、来た道を戻るのも大変です。

 

1日目午後

を回りました。

 

マリメッコのアウトレット

母から買ってきてねーと頼まれたものがあったので寄ってポーチをいくつか買いました。ここだけは地下鉄必須です。

マリメッコアウトレット

 

さらに1500円くらいで社員食堂を利用できるので利用しました。ちなみに、ヘルシンキのランチとしてはリーズナブルなお値段です。

マリメッコ食器
マリメッコ食堂

 

 

 

テンペリアウキオ教会

岩をくり抜いて作った教会です。

次は営業時間も加味して回る順番を決めました。まずはテンペリアウキオ教会ですが、ヘルシンキ中央部からトラムに乗ります。

テンペリアウキオ教会の裏手

トラムの駅から向かうと裏手に出ます。

 

テンペリアウキオ教会の正面

こちらが正面入り口

 

 

テンペリアウキオ教会の内部
テンペリアウキオ教会の内部

中の雰囲気も他の教会とは異なります。教会らしい装飾が殆どありません。

 

 

 

カンピ礼拝堂

これまた特徴的な礼拝堂です。

これはヘルシンキ中央部から歩けます。

カンピ礼拝堂

中は写真撮影禁止でした。

なのに、なんで撮影する人いるんでしょうかね……

 

 

 

ウスペンスキー寺院

これは海側にあるのでヘルシンキ中央部からトラムに乗りましょう。

ちょっとロシアっぽい?外観や教会らしい内部の装飾など、一度訪れてみてもよいと思います。西欧とは雰囲気が少し違います。

ウスペンスキー寺院

外観にロシアらしさを感じます。

 

ウスペンスキー寺院内部
ウスペンスキー寺院内部

うまく言えませんが、内装も西欧とは異なるような気がします。

 

 

ヘルシンキ大聖堂

1番綺麗で印象が強い建物です。

ウスペンスキー寺院に近いので一緒に回りましょう。

ヘルシンキ大聖堂

ガイドブックにもよく載っている威風堂々とした姿がかっこいいです。

ヘルシンキ大聖堂内部

建物が大きい分、内装の密度が薄く感じます。

 

 

エスプラナード公園

写真はありませんが、ただの公園です。

お洒落な屋台はありましたが。

ヘルシンキ中央部に宿泊して数日いるなら自然と通ると思います。

 

 

 

買い物をしよう

ストックマンデパート

ヘルシンキ中央駅前にストックマンデパートがあり、ここでお土産を探すのもありです。私は地下の食料品売り場でお菓子やコーヒーを探して買いました。

スーパーでも買えますが、ここでしか見かけなかったチョコレートもあったので、時間に余裕があれば訪れる価値ありです。

 

 スーパー

下記2つのスーパーが点在しています。

  • S-market
  • K-market

立地の良いスーパー(私が使ったところ)は冒頭の地図に示しています。

フィンランドの惣菜を買って食事というのも楽しいですよ。

スーパーの総菜コーナー
ヘルシンキのスーパー
ヘルシンキのスーパー
ヘルシンキのスーパー
ヘルシンキのスーパー
ヘルシンキのスーパー
ヘルシンキのスーパー

日本のスーパーとは惣菜の品ぞろえが違います。

肉料理が中心ですが、魚料理にサラダやフルーツなども充実しています。

となりに魚の半身も売っていました。このサイズで売っているのは初めてみました。

寿司はよくわからない姿になったSUSHIがありました。味は悪くなかったです。

 

ザリガニ

北欧では夏はザリガニをよく食べるそうです。シーズンは8月末~9月です。食べてみたかったのですが、私がフィンランドを訪れたのは7月のためシーズン前。よってスーパーで冷凍物を買って、食べました。(実は、解凍~皿への移し替えはホテルのフロントのお兄さんに手伝ってもらいました。)

冷凍ザリガニ
冷凍ザリガニ中身

おいしいのはおいしいのですが、味付けがディルなどであんまり馴染みのない味だったので……。中国のスパイスもりもりの味付けの方がザリガニに合っている気がする。

あとはしっぽ以外は身がない(殻が厚い)です。

楽しかったですけどね。皆さんはぜひシーズンにレストランで。

 

ヘルシンキフィンランド料理を食べよう(Restrant Saaga)

私はフィンランドのローカルな料理が食べたかったのでそういうレストランを探しました。Restrant Saagaというレストランがよかったので紹介します。

レストランサーガ内装
レストランサーガ内装
レストランサーガ内装
レストランサーガ内装

レストランの内装がワイルドです。内装からわかるかもしれませんが、トナカイや熊の肉を使った料理が食べられます。

 

前菜
前菜
前菜バイキング

前菜は1皿サーブされ、あとはバイキングで撮り放題です。サーモンやチーズがおいしかったです。ベリーが使われた料理もあり、フィンランドなど一部の地域でしか取れないクラウドベリーもありました。生で食べたのはこのレストランだけでした。シーズンずれてたかな?

ラッカ

 

フィンランド名物のトナカイ肉

さて、メインディッシュにはトナカイを使った伝統料理を選びました。

トナカイ料理
トナカイ料理の盛り付け

マッシュポテトに煮込んだトナカイ肉をのせてベリーを添えます。ベリーが良いアクセントになり、臭みもあまりなくおいしかったです。トナカイも鹿のように筋肉質でさっぱりしています。隣で中国人の集団がみんなトナカイステーキを頼んでいて、あっちもいいなあと、うらやましくなってしまいましたが(

 

熊肉料理

熊料理

熊肉を煮込んだ料理も食べました。こっちは臭みが残っていて少し硬かったですね。

ちなみにこの容器は白樺のコブをくりぬいて作った容器らしいです。

 

デザート

デザートはやっぱりベリーを使っています。北欧で食べたデザートにははずれがなかったです。

 

心残り

ヘルシンキ近郊の離島をカヤックで回ったり、サウナに入ったりできなかった><

 

 

 

余談

日本でも街を歩いていると美人に見惚れることはあると思います。

日本で月に1人くらい見かけるかどうかという美人をヘルシンキやタリンでは日に5人は見かけるんです。日によっては10人です。

根性なしの私は話しかけられませんでしたが、この記事を書きながら話しかければよかったなあと後悔しています。

美人がたくさんいる北欧に住みたい。

 

 

まとめ

  • 1日、最低でも半日あればメジャーな観光地はいくつか回れる
  • HSLを使いこなそう(アプリ推奨)

北欧周遊ツアーなどでヘルシンキでフリータイムと称して放り出された際の参考になれば幸いです。個人旅行で訪れる場合もヘルシンキ自体は短期間で回って、他の都市へ移動or日帰り観光の方が楽しめると思います。