こぺんはーげん将軍の旅日記

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JGC修行中にJALやマレーシア航空のビジネスクラスセールに安易に飛びついて本当にいいのか?

JGC修行中にJALやマレーシア航空のビジネスクラスのセール運賃が出てきたら、これ幸いと飛びつきたくなるのが人の性です。修行の計画段階ですら、セールが来るはずだと皮算用するケースも多いでしょう。

でも、そんなに安易にセールに飛びついて本当にいいんでしょうか?

検証していきたいと思います。

 

 

JALのクアラルンプール行き ビジネスクラスセール運賃はどうか

結論から言うと、JALビジネスクラスのセールは飛びついて正解です。

2週連続でクアラルンプールに行くことになりますが、海外発券と組み合わせるのがベストです。

 

2019年春~夏のセールを見てみましょう。

成田発の場合

東京発でさえFOP単価が10円を切る

 

販売期間:2019年5月15日~6月14日

設定期間:2019年5月15日~7月31日

最安運賃:113,000+15,500=128,500円

FOP:13,318

FOP単価:9.65円

※滞在日数:2~14日

 

FOP単価も10円を切っていますし、ビジネスクラスということも考えると飛びついて問題なさそうですね。

しかし、単純往復にするのはもったいないと思いませんか?

 

KUL発券プレエコをビジネスのセール運賃でサンドイッチしよう

クアラルンプール発、東京(成田)行のJALプレエコの価格は約85,000円~約150,000円。

東京、大阪、那覇行の場合の獲得FOPは下記の通り。

(大阪、那覇行は運賃が約10,000円アップ)

  • クアラルンプール⇄東京 (プレミアムエコノミ―) 10,814FOP
  • クアラルンプール⇄東京⇄伊丹m (プレミアムエコノミ―) 12,734FOP
  • クアラルンプール⇄東京⇄那覇 (プレミアムエコノミ―) 15,550FOP

FOP単価をどこまで許容できるか次第ですが、サンドイッチできると初回搭乗FOPボーナスも合わせればJMBサファイア到達条件のJAL便で25,000FOPはクリアできます。

ビジネスクラスセール運賃チケットに日程が縛られる(最大滞在14日)ので、日程の都合で海外発券プレエコのチケットが割に合わないならビジネスクラスセール運賃の単純往復にするしかありませんね。

 

 

伊丹発の場合、FOP単価が8円台まで改善する

販売期間:2019年5月15日~6月14日

設定期間:2019年5月15日~7月31日

最安運賃:113,000+16,400=129,400円

FOP:15,238

FOP単価:8.49円

 

那覇往復が日程的に苦しい場合がFOPを稼ぐにはいい選択肢です。

関西在住ならもうこれでいいんじゃないでしょうか。

 

 

那覇発の場合、FOP単価は7円台前半まで落ちる

 販売期間:2019年5月15日~6月14日

設定期間:2019年5月15日~7月31日

最安運賃:113,000+16,060=129,060円

FOP:18,054

FOP単価:7.15円

 

那覇発が日程的に問題なく、チケットを確保できるなら那覇発一択になります。

 

 

マレーシア航空のビジネスクラスセール運賃はどうか

結論から言うと、行先次第です。例えば……

クアラルンプールは論外。シドニーは飛びついて正解。デンパサール(バリ)は短期間で旅程を完結させたいならありです。

 

2019年春~夏のセールを見てみましょう。

クアラルンプール行きは論外

販売期間:~6月14日

設定期間:2019年5月13日~8月14日

最安運賃:123,500+6,430=129,930円

FOP:8,274

FOP単価:15.7円

 

FOP単価15円台ではちょっと割に合いません。

短期間で日本まで戻る必要があるという日程制約がある場合、海外発券の起点にするのはありですが、このチケット単独はおすすめできません。

(再掲)

クアラルンプール発、東京(成田)行のJALプレエコの価格は約85,000円~約150,000円。

東京、大阪、那覇行の場合の獲得FOPは下記の通り。

(大阪、那覇行は運賃が約10,000円アップ)

  • クアラルンプール⇄東京 (プレミアムエコノミ―) 10,814FOP
  • クアラルンプール⇄東京⇄伊丹m (プレミアムエコノミ―) 12,734FOP
  • クアラルンプール⇄東京⇄那覇 (プレミアムエコノミ―) 15,550FOP

 

シドニー行きはオススメだが、チケットが高額

販売期間:~6月14日

設定期間:2019年5月13日~8月14日

最安運賃:201,000+17,870=218,870円

FOP:17,870

FOP単価:11.8円

 

ビジネスクラスに4区間乗ってFOPが18,000近く稼げて、FOP単価は11円台です。

チケット代金が20万円を超えるので一度の出費が大きいのがデメリットですが、このチケットは購入価値があります。

 

これも海外発券の起点にしてしまいましょう。

下記ルートのJALシドニー発券プレエコで日程を選べばFOP単価が10円切ることもあります。マレーシア航空のセール運賃ならそこそこフレキシブルなのでうまく安い日程のチケットを確保できるかもしれません。

 

 

 

デンパサール行きは短期間で旅程を完結させたい場合は買ってもよい

販売期間:~6月14日

設定期間:2019年5月13日~8月14日

最安運賃:136,800+7,070=143,870円

FOP:11,398

FOP単価:12.6円

 

FOP単価12円台、ビジネスクラスなのでそこまで悪くありませんが、セール期間でなくともFOP単価を下げる方法があるのでおすすめはしません。短期間で日本に戻る必要があるなら選択肢にはなりえます。

 

 

マレーシア航空(非セール)を使用してFOP単価をそれなりに抑える方法

実はセール運賃を使わずとも、東京発デンパサール行きのビジネスクラスセール運賃程度にはFOP単価を抑えられます。

 

マレーシア航空ビジネスクラスの台湾発券がポイント

ここではデンパサール行きでセール運賃と比較してみましょう。

 

台北⇄デンパサールはマレーシア航空ビジネスクラスを使う

FOP:約8,090

最安運賃:約80,000円

※KULでストップオーバーしてもこの値段

  

東京⇄台北JALエコノミーSクラスを使う

JALのSクラスエコノミーなら最安諸税込で約5万円未満であります。

2,796FOP稼げるので、マレーシア航空ビジネスクラスの台湾⇄クアラルンプール⇄デンパサールと合わせると下記のようになります。

合計FOP:約10,890

合計運賃:130,000円

FOP単価:11.94円

 

デンパサール行きのセール運賃よりもFOP単価が安いです。難点は日数がかかることですね。

 

伊丹⇄東京⇄台北とすればFOP単価が改善

JALのSクラスエコノミーなら最安諸税込約6万円未満であります。

伊丹の場合、1,920FOP稼げるので、マレーシア航空ビジネスクラスの台湾⇄クアラルンプール⇄デンパサールと合わせると下記のようになります。

合計FOP:約12,810

合計運賃:140000円

FOP単価:10.93円

 

那覇⇄東京⇄台北とすればFOP単価が改善するが日数がかかる

那覇の場合、4,716FOP稼げるので、マレーシア航空ビジネスクラスの台湾⇄クアラルンプール⇄デンパサールと合わせると下記のようになります。

合計FOP:約15,606

合計運賃:140000円

FOP単価:8.97円

 

問題は那覇⇄羽田との乗り継ぎが悪く、前後に1日ずつorどちらか1日は追加せざるを得ないことです。

 

さらにJALプレエコのクアラルンプール発券の組み合わせる

 日程に融通も効きやすいので海外発券と組み合わせやすいです。

(再掲)

クアラルンプール発、東京(成田)行のJALプレエコの価格は約85,000円~約150,000円。

東京、大阪、那覇行の場合の獲得FOPは下記の通り。

(大阪、那覇行は運賃が約10,000円アップ) 

  • クアラルンプール⇄東京 (プレミアムエコノミ―) 10,814FOP
  • クアラルンプール⇄東京⇄伊丹m (プレミアムエコノミ―) 12,734FOP
  • クアラルンプール⇄東京⇄那覇 (プレミアムエコノミ―) 15,550FOP

 

実際に旅程を組んでみる

成田起点の旅程でもFOP単価が10円を切る

下記のような旅程を組んでみます。

獲得FOP:約21,700FOP

運賃:約210,000円

FOP単価:約9.68円

となりますので、セールに頼らずともそれなりのFOP単価となります。

  • 7/19(金):JL805:成田(11:10)→台北(14:05) (JALエコノミー)
  • 7/20(土):MH367:台北(15:10)→クアラルンプール(20:00) (MHビジネス)
  • 7/20(土):MH867:クアラルンプール(21:00)→デンパサール(00:05) (MHビジネス)
  • 7/21(月):MH850:デンパサール(16:25)→クアラルンプール(19:35) (MHビジネス)
  • 7/21(月):JL789:クアラルンプール(22:50)→成田(07:05) (JALプレエコ)
  • 9/7(土):JL723:成田(11:20)→クアラルンプール(17:45) (JALプレエコ)
  • 9/8(日):MH5600:クアラルンプール(14:40)→台北(19:30) (MHビジネス)
  • 9/9(月):JL802:台北(10:00)→成田(14:25) (JALエコノミー)

 ※運賃が安い日程を組み合わせるので日程は限られます

乗り継ぎが悪いのが難点です。

JL805→MH367の乗り継ぎは同日でも乗り継げそうですが、ターミナル間移動があるので同日乗り継ぎは避けたいところです。

悉く日をまたぐ乗り継ぎになっています……。

 

伊丹や那覇までの国内線を追加するとFOPが改善するが乗り継ぎが悪い
  • 11:10発のJL805(成田→台北)に乗るためには東京前泊が必要
  • 11:20発のJL723(成田→クアラルンプール)に乗るためにも東京前泊が必要
  • 14:25着のJL802(台北→成田)から乗り継ぐと東京に戻れるのは翌日

このあたりも加味すると成田起点で旅程を組んでもいいと思います。

地方在住だとJL802から乗り継いでその日中に帰れればいいのでハードルが少し下がります。東京前泊は必要ですが……。

 

羽田⇄成田の移動も鬼門です。こちらをどうぞ。 www.trip-diary-g-copenhagen.work

 

 

まとめ

  • JALのクアラルンプール行きビジネスクラスセールは飛びついて正解
  • マレーシア航空のビジネスクラスセールは行先次第
    ex)シドニー行きは飛びついて正解
      デンパサール行きは短期間で旅程を完結させたいならあり
      クアラルンプール行きは論外
  • セールに頼らなくても台北経由でFOP単価よく修行ができるが、乗り継ぎが悪く日数がかかるので人を選ぶ

 

 

 

 

参考

※マレーシア航空:約80,000円 (23,140TWD)

  

マレーシア航空チケット1
マレーシア航空チケット2
マレーシア航空チケット3

JAL海外発券:約80,000円 (3,040MRY)

 

JAL海外発券1
JAL海外発券2

JAL海外発券運賃


JAL台北まで:約49,000円 

JALで台北まで1
JALで台北まで2

JALで台北まで運賃