海外旅行に行くにあたり、旅行先のトイレ事情が気になる方も多いのではないでしょうか。私もお腹が弱い方なのでとても気になります。実際に訪問して感じた範囲でですが、各国のトイレ事情を紹介します。今回は東南アジアです。
日本のトイレと比べてどうか?
日本のトイレを基準として各国のトイレを評価していきます。下記5項目を日本水準を5点とします。日本水準と言っても地域差(都会か田舎か観光地か、など)もありますが、その辺も考慮してのざっくり評価です。
- トイレットペーパーの質(やわらかさ):4以上で合格
- 配管の細さ(つまりやすさ):4以上で合格
- 清潔さ:4以上で合格
- トイレットペーパーを流せるか(国によってはトイレに流せず、ゴミ箱に捨てる必要あり):5以上で合格、3以下は要注意
- ウォッシュレット普及率:4以上で合格
あまりにもトイレ事情が悪い場合は携帯ウォッシュレットやトイレットペーパーを持っていくことを検討すべきです。
シンガポールのトイレ
- トイレットペーパーの質:5
- 配管の細さ:4
- 清潔さ:4~5
- トイレットペーパーを流せるか:5
- ウォッシュレット普及率:4
トイレットペーパーを日本から持参する必要はないでしょう。
携帯ウォッシュレットもなくても特に困りません。
トイレ利用地域
空港、ホーカー(安価なフードコート)、ホテル
トイレットペーパーの質
日本のトイレットペーパーとそこまで変わらないやらわかさです。日本の高級トイレットペーパーには適いませんが、お腹を壊したりしなければ固くてお尻が切れるような事態はなさそうです。
配管の細さ
海外ではこまめに流す癖をつけていますが、配管が細くて詰まりそうになったことはありません。ただ、水流が弱いトイレもあるので配管の細さよりもこちらが律速になるケースもありそうです。よって4点と評価しました。
清潔さ
清潔さに関しては日本と同等だと思います。清潔レベルの高いトイレも汚いトイレも日本と大差ありません。
トイレットペーパーを流せるか
ゴミ箱にトイレットペーパーを捨てなければならないトイレには当たりませんでした。
ウォッシュレット普及率
日本式のウォッシュレットはほぼありません。
ただ、イスラム圏独特のシャワーがあるトイレは多いです。日本によくあるホース付きシャワーを小型にしたものが便器の横にあります。これがあればウォッシュレットの代用になるので評価点は4点としました。
下の写真(タイ バンコクのシェラトングランデスクンビットの客室のトイレ)の便器の横にあるやつです。
マレーシアのトイレ
- トイレットペーパーの質:4~5
- 配管の細さ:4
- 清潔さ:3
- トイレットペーパーを流せるか:4
- ウォッシュレット普及率:4
観光に行くのならば、日本からトイレットペーパーを持参することをおすすめします。
ホテルや商業施設などしか行かない場合は不要です。
携帯ウォッシュレットも同じく、観光地に行くならあるとうれしいです。
トイレ利用地域
空港、ホテル、ブルーモスク、バトゥ洞窟、クアラルンプールの商業施設(KLセントラルやブキッビンタン)
トイレットペーパーの質
意外かもしれませんが、シンガポールよりも僅かに固い?くらいでほぼ問題ありません。特にイスラム式ウォッシュレットを使用すればお尻を吹く回数も減りますから大丈夫だと思います。
配管の細さ
シンガポール同等だと思います。
清潔さ
ホテルや商業施設はきれいですが、日本と比べるとやや落ちるかなというところです。
観光地によってはあまりきれいではなかったりします。バトゥ洞窟のトイレは有料なのに汚くて辟易しました。
トイレットペーパーを流せるか
トイレットペーパーを置いていない和式ボットントイレがありました。トイレットペーパーを持っていたので助かりましたが……。ボットン便所なので紙も一緒に落とすしかありません。そしてウォッシュレット代わりにビニールホースです。このトイレはバトゥ洞窟です。これで有料なんですよ……。この事例があったので4点としました。 www.trip-diary-g-copenhagen.work
ウォッシュレット普及率
日本式のウォッシュレットはほぼありません。
シンガポール同様にイスラム圏独特のシャワーがあるトイレは多いです。日本によくあるホース付きシャワーを小型にしたものが便器の横にあります。これがあればウォッシュレットの代用になるので評価点は4点としました。
下の写真の便器の横にあるやつです。
タイのトイレ
- トイレットペーパーの質:4
- 配管の細さ:4
- 清潔さ:4
- トイレットペーパーを流せるか:4
- ウォッシュレット普及率:3~4
トイレットペーパーを日本から持参する必要はありません。
携帯ウォッシュレットもあればうれしいですが、なくても特に困りません。
トイレ利用地域
空港、ホテル、ブンサムランフィッシングパーク、バンコクのレストラン
トイレットペーパーの質
トイレットペーパーの質はマレーシアと同等だと思います。
配管の細さ
シンガポールやマレーシアと同等だと思います。
清潔さ
特にトイレが汚いという印象はありません。ただ、シンガポールよりは少し落ちます。
トイレットペーパーを流せるか
どこか忘れてしまいましたが、ゴミ箱に紙を捨てるトイレがあったように思います。
ウォッシュレット普及率
日本式のウォッシュレットはほぼありません。
イスラム圏独特のシャワーがあるトイレが結構ありますが、シンガポールやマレーシアと比べると少ないように思います。日本によくあるホース付きシャワーを小型にしたものが便器の横にあります。これがあればウォッシュレットの代用にあるので評価点は3~4点としました。
下の写真(タイ バンコクのシェラトングランデスクンビットの客室のトイレ)の便器の横にあるやつです。実はこの部屋のは壊れてましたが……。
www.trip-diary-g-copenhagen.work
まとめ
- 東南アジアのトイレは実はそこまで不安に感じる必要はない
- かなり清潔なトイレしか使いたくない人以外は汚くて嫌だ、というレベルのトイレは少ない。かなり清潔なトイレしか使いたくないならホテル、空港、商業施設でトイレを済ませないと辛いかもしれない
- イスラム圏独特のウォッシュレット?は結構使える
- 都会から少し離れた観光地に行く場合は日本からトイレットペーパーや携帯ウォッシュレットを持参することを推奨